Medical care
外科

主に診察している疾患や症状
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切り傷・擦り傷
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打撲・捻挫
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肩、腰、膝の痛み
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急な腹痛
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痔
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骨粗鬆症
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乳房のしこり・甲状腺腫大など
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切り傷・擦り傷
傷の状態に応じた処置、縫合を行います。不要な消毒は行わず、傷の状態に合わせた湿潤療法で早くキレイに治る治療を心がけています。傷の状態によっては、抜糸が不要で傷跡が残りにくい埋没縫合も可能です。
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打撲・捻挫
骨折が疑わしい場合にはレントゲン撮影を行いますが、小さな骨折は診断が難しいことがあります。当院では超音波検査、CT撮影で微細な骨折も診断可能です。重度の捻挫や骨折については、初期治療を行った後、専門医に紹介いたします。また頭、胸、お腹の打撲では、危険な出血がないかどうかも確認できます。
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肩、腰、膝の痛み
一般的な湿布や内服薬の処方に加え、膝や肩関節に対するヒアルロン酸注射や、痛みの原因となっている部位(トリガーポイント)への注射を行います。また最近は超音波検査の画質向上によって、痛みの原因となっている筋膜の癒着を直接観察できるようになり、日本整形内科学研究会を中心として、超音波ガイド下に注射で筋膜リリースを行う「エコーガイド下ファシアハイドロリリース」の技術が確立され、当院でも取り入れています。
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急な腹痛
急性胃炎や食あたりなど、内服や経過観察で改善するものがほとんどですが、急性虫垂炎や胆石症などの入院や手術が必要な疾患を確実に診断し、専門医にご紹介することが重要になります。消化器外科医の得意とする領域ですので、お気軽にご相談ください。
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痔
いわゆる「痔」には痔核(いぼ痔)、裂肛(切れ痔)、痔瘻の3種類があります。
痔核の大部分は食習慣や排便習慣の改善、坐薬などの外用薬、内服薬にて症状を抑えることが可能です。症状が強い場合には一時的な処置としてゴムによる結紮術、さらに根本治療のひとつである硬化療法(ALTA4段階注射)が、いずれも日帰りで実施可能です。
裂肛は排便障害が原因の場合が多く、食事、生活習慣、内服薬などで排便状態の改善を目指します。症状が長年続き肛門が狭くなっている様な場合には、専門医にご紹介いたします。
痔瘻は自然治癒することがほとんどありませんので、手術が可能な施設にご紹介いたします。 -
骨粗鬆症
男女とも骨の強さ(骨密度)は20歳頃をピークに緩やかに減少に転じ、特に女性の場合は閉経後に急速に減少が進みます。高齢者の骨折は生活の質を大幅に悪化させるだけでなく、時には命に関わるような重篤な疾病の原因になることもあります。しかし日本では骨粗鬆症患者の8割が治療を受けていないといわれており、適切な健診と早期の治療が課題となっています。近年は指(MD法)や踵(QUS法)の骨で骨密度を簡便に測定できる機器が普及していますが、治療の効果が評価できない(MD法)や、骨粗鬆症の診断確定に使用できない(QUS法)といった弱点があります。当院では骨粗鬆症予防治療ガイドラインにて推奨されているDXA(デクサ)法で腰椎と大腿骨2箇所の骨密度を測定し、より正確に骨折の危険性や治療の効果を評価することができます。
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乳房のしこり・甲状腺腫大など
乳房にしこりや違和感を感じる方、甲状腺が腫れている方は、超音波で腫瘍の有無を確認します。もし腫瘍があっても大部分は良性であり、定期的な経過観察を行えば心配ありませんが、だんだん大きくなるもの、形が不整なものなどは、詳しい検査が必要ですので専門施設へご紹介いたします。
※当院では消化管内視鏡検査は行っておりません